2011年12月13日火曜日

卒業制作途中経過

moduhedronに加え、曲線、曲面を平面の木材の部材で構成する
研究を始めています。 
今、作っているシステムは、3つ意味があると考えています。
1.有限の部材から形態をつくる。 
2.形態から部材をつくる。
3.同じ形態でも弾性の異なる、形態をつくる。(物質特性を含めたデザイン)
この3つを可能にするための、システムを構成しています。

まずは2次元から考えます。
2次元の曲線を描くのに有効なベジェ曲線を利用します。
ベジェ曲線はいたるところで微分可能で、インダストリアルデザインでは
よく用いられる、曲線です。
このベジェ曲線を合板の部材の組み合わせで作ろうというのが最初の
試みです。
具体的には、曲げわっぱの自由な曲線バージョンといったイメージでしょうか。
最初に述べた3つの命題をときながら形態・機能(物質特性)をつくる設計システムの
内訳をいかに述べます。
まず、以下の写真を見てください。

ベジェ曲線を描くと、同時に曲率分布も計算し、その曲率に応じて必要な部材が
決定されます。 逆に、どの程度曲がるかがわかっている部材から、その部材のみで
ある曲線を構成することもできるでしょう。
なお、部材の弾性は以下の写真のように、部材に切り込みを入れることで変化させる
ことができます。この切り込みのパターンで曲げやすさ、曲げ許容度を制御します。

ひとつの形態の中に、硬い部分柔らかい部分をつくりたい場合、このソフトウェアは
有効だろうと考えています。まだまだ途中ですが、機能も含めた曲線・曲面デザイン
システムの雛形のようなものをつくっています。




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数学ともの造りに興味があります。 電子工作とかもします。 Key ward : digitalfabrication, cellular automata

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